コラム

医療従事者がおすすめ!週末に行きたい都心からアクセスしやすい温泉〜泉質別に解説〜

こんにちは!
医療従事者として勤務する皆さまは、人の生死に関わることに加え、不規則な勤務形態や感染症のリスクなど、様々なストレスにさらされています。
そんな皆さまにおすすめなのは、ズバリ、温泉に浸かることです!
温泉の効能はもちろん、温泉地に行くことで自然に触れたり、現地の美味しいものを食べたり、心も身体もリラックスすることができますよ。
本コラムでは、温泉の泉質別の特徴と、都心からアクセスしやすい温泉地を簡単にご紹介します!

1.単純温泉

単純温泉とは、日本で一番多い温泉の泉質です。簡単にいうと体に優しい成分の温泉で、一言で表すと『家族の湯』です。一般的な適応症は、神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復など多彩です。
都心からアクセスしやすい単純温泉は、神奈川県の箱根湯本・塔の沢温泉、栃木県の鬼怒川温泉、群馬県の水上温泉、静岡県の修善寺温泉、新潟県の越後湯沢温泉などです。

2.塩化物温泉

塩化物温泉は、その名の通り塩分を含む温泉で湯冷めしにくいと言われています。一言で表すと『熱の湯』です。一般的な適応症は、単純温泉に加えて切り傷、乾燥、慢性皮膚病です。
都心からアクセスしやすい塩化物温泉は、神奈川県の箱根宮ノ下温泉、静岡県の熱海温泉、栃木県の塩原温泉などです。

3.炭酸水素塩泉

炭酸水素塩泉は、皮膚をツルツルにする効果があり、一言で表すと『美肌の湯』です。一般的な適応症は、塩化物温泉と同様です。
都心からアクセスしやすい炭酸水素塩泉は、長野県の星野温泉、東京都の蒲田温泉です。

4.酸性泉

文字通り酸性の温泉で、抗菌力が高いです。一言で表すと『皮膚病の湯』ですが、皮膚が弱い人にはかえって逆効果にもなるため注意が必要です。
一般的な適応は、単純温泉に加えてアトピー性皮膚炎、乾癬などです。
都心からアクセスしやすい酸性泉は、栃木県の塩原温泉・那須温泉、群馬県の草津温泉・万座温泉です。

5.硫酸塩泉

硫酸塩泉と一口にいっても、マグネシウムやカルシウムなど細かい含有成分によって若干効果が分かれます。まとめて一言で表すと『傷の湯』です。一般的な適応症は、単純温泉に加えて切り傷、うつ状態などです。
都心からアクセスしやすい硫酸塩泉は、群馬県の伊香保温泉・四万温泉、静岡県の稲取温泉・堂ヶ島温泉、神奈川県の強羅温泉などです。

次の休みは泉質で選んで温泉を満喫してみてはいかがでしょう?

参考:温泉ソムリエテキスト

この記事を書いた人

小野晴花

(保健師、看護師、健康経営エキスパートアドバイザー、FP2級) 現役の産業保健師として働く人の心と体の健康管理、健康経営を推進する傍ら、ライターとして活動中→https://hokenshifpwriter.edire.co/