1.高待遇
どの職業でも同じかもしれませんが、給料や福利厚生を含めた全体的な待遇を改善したいがために、転職の道を選択する人が多くいます。自分の腕一本で稼げる自信がある薬剤師にとっては、自己評価に直結する待遇をより良くしたい、と思うのも当然でしょう。
2.人間関係
日本企業における転職の最たる理由が人間関係と言われています。薬剤師もご多分に漏れません。高度な知識が必要となる職業が故、時には高いプライドが、人間同士のコミュニケーションに悪影響を及ぼすこともありそうです。
3.労働環境
職住近接やリモートワークの導入状況など、働く環境が自分の希望と合わないと、職を変える判断に至ることがあります。薬剤師という職業柄、在宅勤務は難しいでしょうが、フレックス制度といった働き方の柔軟度合は、転職先を探す動機になるかもしれません。
4.キャリアアップ
前述の好待遇と類似していますが、当該事由は自身のスキルを磨き、より優れた薬剤師を目指す方に見られる傾向です。給与のような、所属する企業から与えられる評価のみならず、大袈裟に言えば、我が生き様を再考した時に、職を変えることを思い立つこともあるでしょう。
5.外的要因
婚姻などで転居を余儀なくされたり、親族の介護が必要となってしまったりと、自分以外の外的要因が転職を決断させることもあります。薬剤師と言えども一人の人間、外的要因ばかりは自分でコントロールできないので仕方がありません。
いかがでしょうか。薬剤師と言えば、やはり専門的な職業、プロ意識が高い資格者という趣が強いところです。他の職業と同じような理由ではあるものの、自身の腕で生きていく、就社ではなく就職である、という観点から、転職事由にも、相応の独自色が見え隠れしますね。