作業療法士と理学療法士との違い
よく理学療法士と間違われる事の多い作業療法士ですが理学療法士との大きな違いは作業療法士が手先などの細かい動作の訓練や入浴や更衣などの日常生活に必要な訓練を行うことに対して理学療法士は立つ、座る、歩くなどの大きな筋肉を使うことの訓練を行います。
病院などではリハビリテーションチームの一員となります。
リハビリスタッフについて
ちなみに病院のリハビリ室は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士で構成されていることが多いです。
英語表記した際のそれぞれの頭文字を取り理学療法士はPT、作業療法士はOT、言語聴覚士はSTと呼ばれることが多いです。
作業療法士の仕事内容
患者さんやそのご家族から情報を集め今その患者さんにはどのような訓練が必要かを考えて訓練計画を立てます。
実際に患者さんの自宅などにも伺って日常生活に必要な訓練を考えることもあります。
また、患者さんごとに目標を決めて定期的に評価をします。
例えばこの患者さんは日常生活でトイレや入浴や内服が自分でできるようにする必要がある場合はその訓練を行います。
作業療法士の男女比
作業療法士の男女比は男性3割、女性7割と女性の方が多い割合となっています。
資格があると女性も産休や育休後に復職しやすいですね。
作業療法士の働き場所
働き場所は病院、クリニック、介護施設、精神病院などが多いです。
現在作業療法士は飽和状態になってきており資格を取得しても自分の希望する病院では働けないということもあります。
国家資格の合格率
作業療法士は国家資格であり合格率は80%程です。
作業療法士に向いてる人
作業療法士に向いている人はコミュニケーションを取ることが好きな人、人の世話をするのが好きな人、コツコツ頑張れるタイプの人、観察力がある人、疾患と向き合い勉学に励むことのできる人です。
皆さんどうでしたか?
今回は作業療法士のお仕事についてお伝えしていきました。理学療法士と混同しがちですが違いをご理解いただけたでしょうか?