コラム

薬学部の学校別国家試験合格率の比較

医薬に関わる職業の筆頭である薬剤師なりたい、と考えた時、どの大学に属する薬学部を選んだらよいでしょうか。実際の薬剤師国家試験に、効率よく合格するための一つの目安として、学校別の同試験合格率を比較しておきましょう。

①薬剤師国家資格概要

まず、改めて薬剤師国家試験とは何か、ご説明しておきます。すでにご存知の方も多いかと思いますが、概要だけでも定期的に復習しておくことは、来るべき本番への備えになります。当該試験は、厚生労働省が管轄し、れっきとした国家資格である薬剤師になるためのものです。

年に一回、2月に実施され、薬剤師に求められる倫理観や使命感、一般教養、さらに現場において必要とされる薬学の知識や技能、態度などを、体系的に修得しているかが試されます。直近5年の合格率は70%前後となっています。

②厚生労働省発表薬剤師国家試験の合格状況

次に、当該試験の合格状況を、厚生労働省が発表しているデータを基に記載します。令和5年実施の第108回では、受験者総数13,915名に対し、合格者総数が9,602名、合格率として69.00%という結果となりました。

その他、各問題の正答、男女別、都道府県別の合格者数なども公表されています。後述する大学別の合格率も、明確な定量値をもって記載されており、余すところなく周知している姿から、公明正大な試験であることが窺えます。

③学校別合格率順位

最後に、具体的な学校名を挙げつつ、合格率の上位5校をご紹介します。以下は厚生労働省の発表資料に準じ、率を基に順位化しております。合格者の絶対数ではないこと、新卒、既卒の合計値であることに留意いただきつつ、ご参考にしていただければと思います。

 

第108回薬剤師国家試験 大学別合格率 上位5大学

1位「名城大学」93.84%
2位「千葉大学」91.30%
3位「昭和大学」91.15%
4位「東北大学」89.66%
5位「静岡県立大学」89.11%

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ryo0916

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