コラム

各医療職の給料水準

夢や希望、やりがいを仕事に求めるのは、決して否定されることではありません。しかしながら、幼稚園教諭の低賃金問題などの事例から、相応の報酬、給与が与えられて然るべきであり、残念ながら人間は、基本的に霞を食べて生きていくことはできません。

医師は、高収入の代表格として挙げられますが、その分責任は重く、また多種多様な専門知識が要求されます。他の職種を含め、医療職全般の給料水準を知ることは、医療の世界に足を踏み入れ、心の充足をもって従事するのに重要な観点といえます。

1.医師

始めに、高給取りの名を馳せている医師から見てきましょう。日本政府による「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、医師の平均年収は約1,231万円となっており、全職種中航空機操縦士(パイロット)に次ぎ二番目に高くなっています。

2.歯科医師

コンビニエンスストアより数が多く、供給過多と噂される歯科医院ですが、職業としての歯科医師の年収は、なかなかの水準を保っています。上記同調査によると、平均的な年収は約762万円であり、医療職の中では医師の次に高いものとなります。

3.薬剤師

非常に専門性が高く、勉強も相当頑張らないと国家試験合格が難しい薬剤師ですが、平均年収は約550万円となっています。意外に思われるかもしれませんが、医師や歯科医師との開きが大きく、看護師などの給与水準に近い状態です。


他の職業にも同じことが言えますが、やはり現実的には、資格や学歴が求められる、専門性の高い職種が高収入を得られます。もちろん社会的責任も付随するため、給料とのバランスを知ることが、結果として自分に合った職種を選ぶことに繋がります。
その他の観点では、例えば看護師や保健師は、男女差が比較的少ない年収となっており、性差が影響しない、女性が活躍しやすい職種と言えるでしょう。各医療職を目指す方々、どの職に就くのか迷われている皆様に、上記が有益な情報となれば幸いです。

 

この記事を書いた人

ryo0916

誰が読んでもわかりやすい文章作成を目指すライター ライティングで皆様のお役に立つべくココナラにて活動中 https://coconala.com/users/2410158