春は気温や湿度が不安定なため、身体が環境に順応できず肌のバリア機能が下がりやすいと言われています。その上、花粉や黄砂、PM2.5などのアレルゲンが肌に付着すると、カサつきや赤み、湿疹などのトラブルが起きやすくなるのです。

　では、この肌荒れをどうやって予防&解消したら良いのでしょうか。

　まず、スキンケアで大切なのは、「肌に花粉を寄せ付けないようにする」ことです。「肌に花粉を寄せ付けないようにする」ためには、花粉などのアレルゲンをブロックしてくれるスプレーや化粧下地を使用すると良いでしょう。さまざまな商品がありますが、スプレータイプだったらすっぴんの上からやベースメイクの後に使用します。また、化粧下地タイプだったら、そのまま化粧下地として使ったり、いつもの化粧下地の前に使用すると良いでしょう。

　次に、大切なのは「肌に付いた花粉はしっかり落とす」ことです。家に入る前に服に付いた花粉を落として、家の中に持ち込まないようにしましょう。そして、出来るだけ早く顔に付いた花粉を落とすために、洗顔することも大切です。ここで気をつけて欲しいのは、擦りすぎないことと洗いすぎないことです。摩擦によって肌バリア機能を下げないようにしましょう。

　最後に、「保湿をしっかりする」ことが大切です。肌のバリア機能を保つためには、保湿が重要になります。特に、肌が敏感になっている時は、敏感肌用の高保湿化粧水を使用すると刺激が少なく保湿ができます。炎症がある時は、鎮静成分が配合された化粧水を使うのもおすすめです。

　とは言っても、なかなか太刀打ちできない花粉の時期の肌荒れ……。症状が良くならない場合や症状がひどい時はきちんと皮膚科を受診しましょうね！