コラム

医療職におけるキャリアチェンジの選択肢と成功例

2030年度問題と称される、我が国日本が抱える大きな課題をご存知でしょうか。少子高齢化に伴い、労働人口が減少、人手不足や社会保障の限界といった、2030年頃に各種社会問題が表面化する現象を言います。
仕事という観点でも、企業側は働き方改革や従業員のキャリアパス構築など、あらゆる対策が求められます。働き手としても、同じ職場にしがみつくといった考え方から脱却し、どのような職業人を目指すのか、自身で考える必要が生じてきています。
医療業界でも上記は当てはまり、将来的なキャリアは自分で考え形成すべきものとなるでしょう。今回は、医療職において、実際どのようなキャリアチェンジの選択肢があり、成功例はどういったものがあるのか、以下、ご紹介します。

1.専門科目の変更

日常的な手術の多さ、業務量に忙殺されていたある医療者は、職を変えることを検討していました。年収など環境面に目が行きがちでしたが、ふと初心に返り、「オペ自体がしたいわけではない、自身のスキルを活かしたい」という、当初意志を志した時の思いが蘇りました。

結果的に、自ら蓄積してきた技術を活用し、数は少なくても質の高い医療を提供できる分野にて従事する決心をし、専門科目を変更しました。何のために働くか、自分のやりたいことは何だったのか、時には振り返ることも必要であるという証左です。

2.ダブルライセンス

とある看護師は、現職の領域にて提供できる医療に限界を感じていました。そこで現有の看護師資格を活用し、保健師の国家試験に挑むことにしました。努力の甲斐あって見事合格、一般の企業や行政機関で勤務し、従業員の健康管理を行える職業は、自身の幅を広げることに繋がりました。

自分で努力して得た資格を踏まえ、更にステップアップしていくために新たな資格を取得する好例ですね。受験に備え準備し勉強するというきっかけが、キャリアを再考する一つになったことも、皆さんの参考になるかもしれません。

この記事を書いた人

ryo0916

誰が読んでもわかりやすい文章作成を目指すライター ライティングで皆様のお役に立つべくココナラにて活動中 https://coconala.com/users/2410158